今回は土間コンクリートに入るひび割れの補修について、ご紹介していきます。
土間コンクリートのひび割れはクラックといいます。
クラックには大きく分けて、構造に支障をきたすクラックとヘアクラックの2つに分けられます。
構造に支障をきたすクラックは、文字通りなんらかの補修が必要です。
一方ヘアクラックは大方の場合、放っておいても差し支えないひび割れです。
ヘアクラックは幅が0.3mm未満で深さが4mm未満のものをいいます。
画像は0.1mmから0.15mmの範囲でした。
ちなみにこの定規はクラックスケールといって、ひび割れの幅を計る道具です。
クラックはなぜ入るのでしょう?
コンクリートは水やセメントなどを混ぜることで、化学反応を起こします。
化学反応により生じる熱や打設後の乾燥収縮がおきます。
乾燥収縮する際にひび割れ、いわゆるクラックが入ります。
クラックを防ぐ方法は
1、大きな面積は一定の範囲ごとに伸縮目地を入れる
草目地や砂利目地などでもOKです
2、コンクリート下部にワイヤメッシュを入れる
ワイヤメッシュとは簡単にいうと、コンクリートの弱点をカバーしてくれる鉄筋です
3、不規則な形にしない
土間コンクリートの形は真四角で、コンクリート内に何も無い状態が一番理想です。
カーポートの柱、ガーデンパン、雨水桝、量水器などの隅からはクラックが入り易いです。
入り組んだ場所も入り易いです。
話しがながくなりそうなので、この辺で補修に入ります。