芝焼きは雑草の種や病害虫を除去する方法のひとつです。

しかし、地中の根までは焼かれないので、根本的にな解決策ではありません。

また、火を使う作業ですので、消火の準備をしてから行うようにしましょう。

まず、狭いお庭では火を使うこの作業は大変危険なので控えましょう。

広いお庭で行う場合は、高麗芝の新芽が出る前の2～3月にかけての早春で、無風の日を選びます。

火をつける前に、熊手などで芝生全体を掻き起しましょう。全体に起毛させないと火の回りが悪くなります。

また、焼却時間を長くして、より多くの病害虫を除去するため、

風下から風上に向かって焼いていきます。落ち葉があれば一緒に焼いてしまいましょう。

その際、植栽との境にはレンガなどを置いて、火の回りに気を付けてください。

周囲にアイビーなどツル性の植物がある場合は、

燃え移らないようにあらかじめ、水を撒いておきましょう。

火の力によって地表にある雑草の種、害虫、虫卵、病原菌の除去には効果がありますが、

地中の根までは焼かれないので、完全に取り除くことはできません。

また、一面灰に覆われ、見た目にもきれいなものではありませんので、ご注意ください。