富山県でガーデン・エクステリアの設計、施工をしております庭工房SEKITOHです。
富山県富山市の新築住宅で施工させていただいた、グレーを基調としたシンプルモダンな外構を紹介します。
敷地が細長く、道路から住宅までかなりの距離があった施主様邸。
前面はゲスト用の駐車スペースに、住宅側はアプローチに、と使用用途を分けてプランいたしました。
アプローチとは・・・家の顔となる、門から玄関までの通路のこと
カーポートのある向かって左側は、施主様の駐車スペースとして土間コンクリートが“金コテ仕上げ”。
向かって右側のゲストカースペースは、延長線上にアプローチがあるので、カーポート側と仕上げ方を変えて“刷毛引き仕上げ”としました。
このように同じ土間コンクリートであっても、仕上げ方を変えるだけで見た時の印象が変わります。
土間コンクリートでの外構施工を考えておられる方は、ぜひ仕上げ方についても一考してみてくださいね。
仕上げ方について更に詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。
ゲストカースペースから続く、アプローチには、TOYO工業のコンクリート平板「ベーシックペイブ03EX」のグレー色を採用。
アプローチは、家の顔となります。素材やデザインによって印象を大きく左右しますし、安全性や使い勝手も考慮して計画することが重要です。
今回は、
・300×600
・300角
・300×75
上記3種類の平板を使用して、施工いたしました。
細長い敷地を間延びさせずに活用するため、玄関まで歩いていくのが楽しくなるような、アシンメトリーなアプローチをご提案いたしました。
コンクリート、平板、砂利のコントラストが美しいですね。
また、今回はインターホンとポストを住宅外壁には取り付けず、アプローチとゲストカースペースの間に門袖を作り、門袖を中心として周辺にその機能を設けました。
門袖とは・・・ブロック等で形成したポイントになる塀
地中配線で接続したインターホンには、インタホーンカバーにもなる表札を施工。
商品は、福彫の「インターホンサインプラス ステンレスエッチングPTF-1」です。
書体や配置等もカスタマイズでき、オリジナルの表札を作ることができます。
今回は漢字とローマ字表記をL字で配置する形でのデザインです。
門袖にはタカショーのタイル「セラレバンテ」299×600サイズのブラックカラーを採用。
タイルで仕上げることにより、ブロックのみの門袖や、吹付仕上げなどよりもお手入れがしやすく、且つ、見た目にも高級感が出ます。
ダークグレーのような色合いで、ほど良い色斑があり、アイポイントとして外構全体を引き締めてくれています。
また、上部にはアルミ笠木を施工。
向かって左側にあるカーポートと色味を合わせることにより、カースペース側とアプローチ側との一体感を演出しました。
そして、門袖の裏側には郵便物と宅配便が受け取れる、宅配ボックスを施工。
こちらには、ユニソンの「ヴィコDB100」スタンドタイプを採用。カラーはマットブラックです。
今回は、アプローチ側から荷受け、取り出しを行うので、前入れ前出しの仕様となっておりますが、
前から入れて後ろから取り出す、など場所に合わせて取り出し口の向きを選ぶことができます。
どのような動線で外出、帰宅するのか等も外構計画の際に検討していただくことが大切です。
雨上がりに施工現場を見にいった時、野生のカエルさんが宅配ボックスの上でひと休みしていました。かわいいです。
そして、正面アプローチからも、玄関側からも見える位置に「アオハダ」という樹木をシンボルツリーとして配置。
株元はゴロタ石で覆い、自然観を演出。植栽が浮かないよう考慮しました。
アオハダの株元にはスポットライトも設置しております。
照明はもう1箇所、門袖の足元にも配置。
種類は先ほどのスポットライトとは違う、ラインライトを採用。
植栽株元のゴロタ石と同じものをこちらにも施工し、照明が馴染むように配慮いたしました。
夜になるとこのようなイメージになります。
また夜景のお写真撮影ができましたら、掲載させていただきますね。
それでは最後にbefor→afterをどうぞ
【before】
【after】
グレーを基調としたシンプルモダン外構が完成しました。
お庭編の施工事例は現在準備中です。
更新をお待ちいただけますと幸いです。
住宅に入らせていただいての工事もある中、いつも快くご対応いただきましたW様、誠にありがとうございました!
完成した外構でご家族と素敵な時間をお過ごしださいませ。
この度は本当にありがとうございました!