兼六園の雪吊りと雪囲い


富山県のエクステリア・外構工事会社「庭工房SEKITOH」から、
日々のできごと、施工状況やお庭に関する情報を発信しています♪
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12月に入り、雪の気配も近づいてきました
皆さんお庭の冬準備、されてますか?

北陸での冬準備の一つといえば「雪吊り」。
先日雪吊りと言えばで有名な金沢の兼六園に行ってきました。
「兼六園四季物語」と称して年4回ライトアップの期間があります。
今回「秋の段」は既に終了しましたが、次は2/1~2/19まで「冬の段」が開催予定です。

冬の段では雪化粧してまた雰囲気の違う雪吊りが見られる事でしょう
ライトアップ期間中は何と入園料が無料になります!
興味のある方はぜひ行ってみてください(^^♪



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兼六園で一番有名な「ことじ灯篭」。
雪吊りの頂点をつなぐ不等辺三角が際立ち、
灯篭とモミジとのバランスがとても美しいと思います。

日本人で良かったなぁ、と思える瞬間ですね。

兼六園での雪吊りには通常で使う縄よりも
細いものが使われているのだとか、
機能的には本数もここまで必要ではないのですが、
美観を高めるために、あえて細い縄でたくさん結んで
あるのだそうです。

縄が風に揺れる様は繊細でとても美スィ



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この日は比較的風も穏やかで、
水面にくっきりと雪吊りが写ってました。

まるで鏡のよう…
幻想的な風景です(*´ω`)

写真に写っているのはいわゆる「雪吊り」と言って
中心に芯柱を立て、その先端から縄を張って枝を支えるもの。
雪の荷重を分散させる事によって樹木の変形や折れを防ぎます。

芯柱を立てるものを「リンゴ吊り」
芯柱を立てずに直接幹から縄を張るものを「幹吊り」と呼び分けます。


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また、雪吊りではなく竹で囲んで縄を張るものを
「雪囲い」や「冬囲い」と呼んだりします。

写真は四又(四本の竹で囲んである)もの。
この他にも、縄で結ぶだけのものや
コモやネットで囲むもの、竹棚を作るなど様々な方法があります。

樹の大きさや種類、枝の張り方に合わせて
適切な方法を選ぶのがオススメ。

雪囲いについてのコラムもぜひご覧ください。

タイヤ交換、年賀状に大掃除…
何かと慌ただしい年末ですが、備えあれば憂いなし、ぜひお庭も冬支度してみましょう(^^)/

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