タイルを貼っていくよ。



どうもこんにちは。



石倉です。師走です。




前回のブログの続きです。
読んでいない方はコチラからどうぞ…⇒「現在施工中のファサード






さて、今回は積んだブロック塀にタイルを貼っていきます。




⇓前回までの様子。
施工中 アプローチ

前回はタイルを貼る前までの工程をすこし説明しました。



今回は、いよいよタイルを貼っていきます。




の前に...。
昨今、怒涛のDIYブームではありますが、タイルを貼りたい!やってみたい!!となると、
そうそう簡単な作業ではないので、ご自身でされることはあまりお勧めしません…(笑)

プロの職人さんの腕に頼ったほうがキレイな仕上がりになることは間違いないです。




それでは見ていきましょう。



モルタル 圧着 タイル



タイルの貼り付け方法は「圧着貼り」と「接着剤貼り」があります。
強度については、物にもよりますが、どちらもそこまで大きな差はないとのことでした。


今回はモルタルを練り、「圧着貼り」で施工していきました。
(ポストの下地は異素材でしたので、接着剤貼りにしています。)




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目地を入れる工程は一番最後なのでスペーサーを用いて目地分の隙間を確保しながら貼り進めていきます。



タイルは見た目以上に重さがありますので、
スペーサーが無いと、圧着していても乾いていない状態でしたらタイルがズレてきます。


重さによるズレ防止と目地の間隔を統一する事も兼ねております。

納まり カット タイル

こんなところはどうやって納めるの???


という事ですが、基準となる水平も出しながらタイルを切って貼っていきます。


ココで職人さんの腕が光ります。。。






ウィイイイイイイイイイン



工具の大きな音と共にカットされるタイルの粉塵が現場を舞います。
水平 タイル これが大事

なんということでしょう…。


ピッタリキレイに納まっています。


コレを実際現場で見ていましたが、感動しました。
そして気持ちいい。。。



タイルの上に見える黄色の糸が基準となる水平を出したガイドラインです。

ココがズレていると、どんどんズレていき、後で痛い目を見ることになります。




タイル 貼っていく


どんどん貼り進めていきます。。。




袖壁 タイル

タイルが貼り終わりました!!!



漂う高級感…。素敵です。



玄関周りに重厚感が出ました!!





タイルを貼る際は晴れた日が望ましく、工事日程がどうしても天候に左右されてしまいます。
工期は余裕を見て組ませていただいておりますが、イレギュラーが出ることもありますのでご了承ください。


今回のタイル貼りの施工にかかった実動日数は3日半でした。
(工程を進めるうえで乾燥させる日数は含んでいません。)



貼る広さによって工事日数は変動しますので、あくまで目安と思ってください。



それでは全景をご覧ください…!!!
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施工中 アプローチ

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全景 タイル 袖壁 完成

一気にアプローチらしさが増しました!
後は低い壁の前に植栽が入り、スポットライトも施工予定です。



完成がとても楽しみです。






さて、今回実際にタイルを貼っている現場を見ていてココが重要!と感じた要点をまとめてみました。



・水平垂直を正確に出す!!!※基準となる1段目は1番慎重に行います。
 →この世にはありがたい事に「水平器」たる道具があります。迷わず力を借りましょう。


・ミリ単位まで細かく測る!!!大判タイルになればなる分、タイルをカットして納める場所も出てきます。
 メジャーでカットするラインを正確に測る!
 →ほんのすこしのズレが後々大きな命取りとなります…。


・1日の作業が終了したら、しっかりとバリケード・養生をする!!
 →郵便配達の人や間違えて乗り入れないようバリケードを!
  汚れ防止や急に天気が崩れたりした時のために養生をして、タイルを守ってあげましょう!


以上!
「タイルを貼っていくよ」でした。


普段は設計でなかなか現場に伺うことが出来なかったのですが、
今回タイルの下地~貼っていく様子までじっくりと見ることが出来ました。

実際に現場を見て分かることや、図面を書く際に注意すべきポイントや工程の流れについてなどなど、
とても勉強になりました。




今後もより良い図面を書くため、日々精進して参ります!



では。