バラの病気
今回は、植物の病気
「バラの癌腫病」についてお伝えいたします。
「癌腫病」は植物界のなかではかなり恐ろしい病気です。。。
この病気はバラの根にコブができ、栄養を吸われます。
また、腫瘍が大きくなると導管を塞ぎバラへの栄養が
届かなくなり枯れる危険性もあります。
※導管…液体などをある場所から違う場所に送る管のこと。
そしてさらに一度感染すると周囲の株も感染しその株に触れたもの
例えば土を掘り返したスコップや剪定したハサミにも細菌が付着し
それらで作業した株や土にも感染し、広がっていきます。
(植物界のバイオハザード状態。)
この病気の原因は細菌で株の傷口から侵入していきます。
癌腫病はバラ科の植物である果樹やバラに感染、発症します。
野菜は、短期間で収穫し収穫後は株ごと全て抜き
その後、土壌消毒をすれば土壌に居着く菌を死滅させることができるので
まだ対処する方法はありますが
バラ科の植物は樹木なので長期間植えたまま育てていきます。
株を抜き消毒することは出来ないので土壌の病原菌は増え次々と感染を引き起こしていきます。
病気や害虫などの被害は他の植物にもよく見かけますが
こちらの癌腫病は他の植物たちにも感染していく
かなり恐ろしい病気です…。
【感染源】
感染源は苗にあります。
バラやサクラ・サクランボ・梅も苗が感染源とされています。
【対処方法】
細菌のある苗を購入しないという方法が
1番です!がなかなか難しいです。
ネットや店舗で買う際は
そのお店自体が「癌腫病」を出していないか
情報取集をして購入するのをおすすめします。
癌腫を切り取っても
苗自体に癌腫菌がいればやがて感染していきます。
ものすごく厄介です!
美しいバラを育てるには危険な
リスクが伴うのだと知りました。
予防の為に株を傷つけないように丁寧に扱うこと
購入するお店の情報収集をしっかりとすることが
1番の対処方法ですね。
それではまた!