この「インプット」と「アウトプット」の組み合わせで4つの脳タイプに分けることができます。
右右 タイプ ―― マ二ユアル嫌いの感覚派
理屈ではなく感覚的に物事を捉える傾向の右脳タイプ。直感で置き場所を決めたり、カゴにざっくりしまうのが得意なのでは?
モノを出す、戻すといったルーチンワークが不得意なので、遊びの要素を取り入れるのも効果的です。
右右タイプはあまり細かく分類せず、カゴに色紙や中のモノの写真を貼るなどの工夫もしまう時に楽になる方法のひとつです。より「パッ」と見てわかる収納を意識しましょう。直感や感情を重視した「うれしい」「楽しい」「大好き」などのキーワードで要・不要を判断してみてください。
左左 タイプ ―― 理論的なきっちり分類派
分析力が高く、情報収集能力が高いため、効率よく作業を進めます。従来の片づけ方にマッチするのはこのタイプ。ただし、空間を把揺することが苦手なので、片づけてもなんとなくごちゃっとしてしまったり、モノを詰め込み過ぎてしまっているのでは?
ルーチンワークが得意なので、一度仕組みを整えるとうまく続けられるでしょう。時系列でモノを探すタイプなので、自分の生活スタイルを数字に落とし込むと、とても片づけやすくなります。例えば、「家族5人が1カ月でいくつ使うのか」「〇年〇日に撮った写真」など、具体的な数字で考えると納得しやすいタイプといえます。
左脳タイプは書類の管理にしても、ファイルボックスの中でカテゴリー分けをして、それぞれ個別のファイルに入れてインデックスをつけるなどの細かい分類が得意です。
右左 タイプ ―― 見た目重視の完璧主義
見た目にこだわる完璧派で、自分で決めないと気がすまないところもあるのでは?
完璧を目指すあまり、なかなか作業にとりかかれないことも。お気に入りのケースなど、条件が整わないと作業を始めないので、まずはデザインの気に入ったケースを購入してみてもいいでしょう。
感覚的に情報やモノを仕入れますが、仕組みを整える時は細かくきっちりと分類しないと気がすまないタイプ。
ただし、ファイリングは細か過ぎるとモノを探せなくなる原因になります。基本的にはざっくり収納がおすすめです。その中で細かく分類したい場合は、2~3の小分類が戻しやすい収納方法です。
左右 タイプ ―― 理想と現実が違う自己矛盾派
身体よりも頭で考えるのが得意なのでかなりの妄想好きなのでは?
情報収集が得意ですので、頭の中でのイメージはできあがります。ただし、それを実行するための仕組みを整える時に、ざっくりとしかできず、そのギャップに苦しみ、「自分はできない」と思い込んでいる人が少なくありません。
自分だけのオリジナルな「マイルール」をつくり、それに納得すると「自分だってできる」という自信につながり、テンションがあがります。
ほめられることにモチベーションを感じるので、「これができたら大好きなモノを食べる」など自分へのごほうびを設定すると、続けやすいタイプでもあります。
シンプルできちんとそろっている収納よりも、ラベルやリボンがついていたり、カラフルな感じのものを好む傾向がありますので、マスキングテープなどを使ったアレンジなどもおすすめです。
PHP文庫『片づけたいけど「片づけられない」がなくなる本』より
ちなみに越野は「右左 タイプ」でした。そう言われるとそうかな~、という気がしてきます
皆さんもぜひ自分の利き脳を調べてみて自分にあった片づけを実践してみてはいかがでしょうか?